歌麿の生誕270年を記念して女性たちの輝きを描いた名画がコインに
~ 目も心も奪われる、迫力の躍動感。 ~
今回の「世界の美術館 傑作記念コイン」では、ずっしりと金の重さを感じるシリーズ最大の5オンス金貨が、ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』のみで発行されます。発行数99枚と世界的に希少価値の高い1枚です。
フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ
『民衆を導く自由の女神』
この作品は1830年に起きたフランス7月革命が主題です。中心に描かれた銃剣付マスケット銃を左手に持ち、フランス国旗を右手に掲げ民衆を導く女性は、フランスのシンボルであるマリアンヌの姿の代表例といわれます。彼女が被るフリジア帽は自由の象徴であり、女性に続くシルクハットの男性はドラクロワ自身という説も多いようです。現在はルーヴル美術館に所蔵されています。
金貨には、ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』が彫刻で再現されており、額縁に収まった1枚の絵画を思わせる洗練されたデザインに仕上がっています。
※限定数希少のため、お1人さま1枚限り
◆裏面デザイン
フランスを代表する美術館を、様々な視点から描写。左上は個性的な時計が特徴のオルセー美術館の館内。その右にはルーヴル美術館のファサード。そして中央にはサレ館(現在はピカソ美術館)、その下にビロン邸(現在はロダン美術館)のファサードを描き、上に重なるようにポンピドゥー・センターの階段を描いています。
>>>『フランス発行 世界の美術館 傑作記念コイン』全ラインナップはこちら
2020年2月に葛飾北斎『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』、パブロ・ピカソ『ゲルニカ』、フィンセント・ファン・ゴッホ『自画像』をご案内して大きな反響を呼んだフランス国立造幣局の「世界の美術館 傑作記念コイン」。今回は、女性を主役とした世界の傑作絵画をモチーフとする記念コイン各種をご案内します。
2023年は、生涯をかけて女性の魅力を描いた浮世絵師「喜多川歌麿」生誕270年にあたる記念の年です。女性を主役とした絵画の傑作は世界に幾多とあり、歌麿とほぼ同じ時代のフランスには、女性の姿を見事に描ききった画家として、フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワとエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブランがいました。
2023年の当コレクションでは、この3人の巨匠が生んだ偉大な三つの作品を取り上げ、芸術における女性の輝きに敬意を表します。ラインナップは、歌麿『ビードロを吹く娘(ポッピンを吹く女)』の1,1/4オンス金貨、ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』の5,1/4オンス金貨、ルブラン『マリー・アントワネット』の1/4オンス金貨。そして1/4オンス金貨の3種セット、カラー銀貨セットです。ぜひこの機会に、コインで名画鑑賞してみませんか?