リオペル最後の作品である記念碑的なフレスコ画をデザイン
2023年は、カナダの抽象表現主義の画家ジャン=ポール・リオペル(1923-2002)の生誕100周年にあたる年です。この節目の年に、カナダ王室造幣局からリオペルの功績を称える記念貨が発行されました。
ジャン=ポール・リオペルは、カナダ人として初めて国際的な名声を得た、20世紀を代表する画家の一人です。自然への愛情を表現した作品や、制約のない表現への信念を反映したモザイク作品が、世界中の批評家や芸術愛好家の注目を集めました。彼の芸術的精神は、7,000点近い絵画や彫刻など、意欲的な作品群のなかに生き続けています。
各コイン裏面には、ジャン=ポール・リオペルの最後の作品である記念碑的なフレスコ画「L'Hommage à Rosa Luxemburg(ローザ・ルクセンブルクへのオマージュ)」が取り上げられました。美しく彫刻された鳥を含め、シンボリックなシルエットが際立っており、オリジナルの芸術作品とその背景にある天才的な精神が表現されています。
ケベック芸術に世界的な注目をもたらしたジャン=ポール・リオペルを称えるにふさわしい記念貨です。
※本商品は、鋳造上の都合により、ロールの両端に見えるコインが同じ面で、デザインの確認ができないものがありますが、それによる交換は出来かねますので、あらかじめご了承ください。
The‘ Riopelle100’ mark, created by Raphaël Melançon, appears on the coin courtesy of the Riopelle Foundation, in collaboration with which the coin was created. Panel 29 of L’Hommage à Rosa Luxemburg, 1992, acrylic and spray paint on canvas. Triptych, 1.55 m in height x 40.39 m in length.
© Estate of Jean Paul Riopelle / Copyright Visual Arts - CARCC (2023).